「あそびの実技」対面研修会
2022/07/15
新聞紙でテントづくり
新聞紙を細長く巻いて、みんなで協力してテントづくりの紹介。
静岡県学童保育連絡協議会研修部のメンバーで、県東部の富士川ふれあいホールにて、あそびの実技を2年ぶりに対面で行いました。(コロナ禍はオンラインで行っていました)
前半は、私が講師となり、子どもにとって「あそび」は成長発達において他に代えがたい大切な体験だということや、「あそび」は与える物でなく子どもが主体的に行うものでありそれを支援する大人の関わり方が大切である、ということ等を講義で行いました。
後半は、集団の中でのあそびについてや伝承遊びや工作等の紹介も行い、参加された支援員さん達は、皆夢中になって話を聴き、あそびも体験して、大人自らがわくわくドキドキしながら楽しんでいました。
写真は、新聞紙でテントづくりをグループで協力して作っているところです。周りをおしゃれな紙などで飾ると子ども達が入れる素敵なテントになりますね。
新聞紙の棒を長くして本数を増やすと、もっと大きなドームのようにもなります。子ども達がごっこ遊びで使ったり、クールダウンする場所にもなりますね。
富士市の紙バンドを使って
紙のまち、富士市の紙バンド製作「まり」づくりの紹介
頭を使いながら、6本の紙バンドを組み合わせていくのに、夢中で時間の経つのも忘れていました。
出来上がった時の嬉しさは、なんとも言えないものだったようです。クラブに帰って子ども達に上手く伝えられるかな?
あそびは、やはり対面で行えるのが良いですね。みなさんの感想からも、「是非継続してまたあそびの実技でいろいろなあそびを紹介して欲しいです。」という意見がたくさんありました。
まだ、今年度は他の講座は、オンライン(ZOOM)によって行っていますが、早く全ての講座が対面でできるようになると良いなと思います。
すぐに現場で使えるような講座を、厚生省が出している「放課後児童クラブの運営指針」に添って、放課後児童支援員資格認定研修の講師をしているベテランのメンバーが、「基本講座・ステップアップ講座・カンファレンス講座」とわかりやすい内容で行っております。是非、自己研鑽していく為にも参加していただければと思います。
色水を使った和紙の色染め
和紙をジャバラに折りながら、△にして、角に色水をつけて広げます。綺麗な和紙の色染めの完成
色染めあそびは、子ども達は幼稚園や保育園でも体験していることでしょうが、色の組みあわせや染みこませる量によっても、広げた時の絵柄が変わるので、その偶然の模様に感動するんですよね。夏の水を使ったあそびは子ども達も喜びます。
とても暑い日で、エアコンの効いた室内での研修でしたが、染めた紙の乾きも早く、乾くとまた色の表情が変わり、楽しかったです。
この染めた和紙を牛乳パック等に貼って、バックや小物入れも作れるので、継続したあそびができます。
他にも、ケン玉・コマ・ベイゴマ・鯉のぼりくぐり・コウモリぐるぐる飛ばしおもちゃづくり・紙飛行機・4面手作り絵本・2面ぱっかん絵本・ビックリカメラ・カードあそび・ボードあそび・貝磨き・マンカラ・ネコとネズミ などなど....たくさんのあそびを紹介しました。
長い夏休みを、今日覚えて持って帰ったたくさんのあそびのアイデアで、子ども達と一緒に楽しい時間にして欲しいと思います。
どんな物もどんなことも、アイデアで楽しいあそびになります。子ども達から出てくる声を聞き逃さず、自分達独自のルールで楽しいオリジナルあそびをたくさん生み出していって欲しいと思います。