子どものイヤイヤ期(第一反抗期について)
2021/06/08
今まで、わりと親の言う通り・思う通りに素直に成長してきたのに、いきなり1歳半から2歳くらいになると親がしてやろうとする事に対して
「イヤ!!!」「イヤ!イヤ!」と首を振ってやらせてくれなくなる時期に入ります。
『これが聞いていた「イヤイヤ期」というものね。』
と、わかっていたつもりでも、いざ自分の子が何にでも首を振って「イヤイヤ」言いながら怒ったり泣いたりする事が毎日続くと、さすがにお母さんも参ってしまいますね。
でもこれも、自立の一歩なんです。ハイハイしたり、立てるようになったり、歩けるようになったりしたのと同じように、また一つ自立することが増えていくんです。イヤイヤ期は子どもにとって、次のステップ(心の自立)への準備段階です。
今までお母さんや大人がやってくれていたことを自分で挑戦してみたかったり、とにかくやってみたい衝動に、お母さん(大人)の手伝おうとする手が邪魔に感じてきているんですね。
靴を履くのも、洋服を着るのも、やってみたくて挑戦するけれど、やっぱり一人ではできなくてイライラしたりするんです。でも、できた時には快感です。褒めてもらえれば更に自信がついて嬉しいんですよね。
自分でやりたいと思っている子どもの気持ちを大事にしてください。
「は~い。見てるよ。頑張って!」
とちゃんと見ていてくれるまなざしを感じながら、子どもは一生懸命集中して頑張ります。時間をかけて頑張っても無理な時は、タイミングを見てそっと何気なく手伝ってやりましょう。
「ここまでできたから、後はこうするだけだね。すごい!頑張って偉かったね!」
と、できなくても褒めてやりましょう。
「ほら、やっぱりできないでしょ。だからお母さんがやってやるって言ったのに!」
と、イヤイヤ期にお母さんがイライラしてしまうと、なかなかお子さんがやろうとする気持ちを待ってやれなくなります。
時間に追われてついついやってしまって、泣かれて・・・。
そんな経験はありませんか?イヤイヤ期は、第1反抗期とも言われ、誰でも通る道です。
その子によって違いはありますが、大なり小なり反抗期はくるものです。
「さあ、来た来た!うちの子は順調に育っている!」
と、大きな気持ちで受けとめ、子どもを尊重してやりましょう。そして困ったら手を差し伸べてやれば良いのです。
逆に、やりたい気持ちを削いでしまうと、なかなか反抗期は終わりません。
そして今度は「やりたくない期」に替わってしまうかもしれません。
『うん。頑張ってごらん。でもいつでも手伝ってやるから。その時は「ママやって!」ってお母さんに教えてね。』
と言えるくらいの心と時間の余裕があると良いですね。
もうどうしても時間がない時には
「ごめん!今時間がないから、新幹線でぴゅ~んとママにやらせてね~!」
と言ってお手伝いします。落ち着いている時に
「新幹線でぴゅ~んの時だけ、ママにやらせてね。」
と事前に話しておくのも良いでしょう。
お母さん(大人)が、しっかり待って見ていてくれる、そして必ず褒めてくれる。
そのことは、子どもの心にしっかりと浸透していきます。そして自立一歩めの準備段階から、思いっきり第一歩がきっと踏み出せます。
そしたら、イヤイヤ期は卒業ですね。スムーズに卒業できるように、温かいまなざしで、見守ってあげましょう!